手帳 2012 クオバディスのお知らせ

２００８〜２０１２年度いっぱいまでの暫定措置で
「上記の年度に中１または高３の人」は、公費負担で無料のＭＲの予防接種を受けられるのですが
「学校での流行や修学旅行などのために、高３以前にすでに自費で麻疹の予防接種を受けている」場合には
現状で「免疫の面では、風疹だけ接種を受ければ良い」ことになっています。

ＭＲの予防接種は
「最近、麻疹・風疹単体の予防接種を受けた」「最近、実際に麻疹・風疹にかかって寝込んだ」ような方は免除となったり、
「予防接種を受けてない・かかってないほうの病気だけのワクチンを打てばよい」ことになっています。

ＭＲの予防接種が開始した当初は
「麻疹風疹どちらか片方だけの予防接種は公費負担で受けられない」という問題点があったのですが
これではどうにも都合が悪いため
（麻疹風疹がそれぞれ単体の予防接種だった時代とＭＲへの切り替え時期にまたがって接種を受けていた乳幼児や
１歳前に麻疹・風疹にかかってしまった経験のある乳幼児の間で
一時的に『麻疹（風疹）を単体で先に受けたり病気になってしまったせいで、残りの麻疹風疹単体接種が公費で受けられない』というトラブルがあった）
今は「予防接種暦や感染歴によっては、ＭＲだけでなく麻疹・風疹それぞれ単体の予防接種にも公費負担がされる」ように
うまく運用されるようになっています。

修学旅行前の麻疹の予防接種の記録が、母子手帳などにきちんと残っていれば
今年度いっぱいのＭＲ接種の期限内に「風疹だけ」の接種を公費で受けられると思いますので
かかりつけの先生に御相談になってみてください。

母子手帳などに数年前の予防接種記録がきちんと残っていない場合には
「記録がない以上は証拠がないんで、ＭＲだな」という話になるかもしれませんが
数年以内に麻疹の予防接種を受けて免疫があるところに
再度の接種を受けても、お体に問題は起こりませんのでご安心を。